ろう・難聴者とのコミュニケーションのためのリアルタイム字幕を表示する透明ディスプレイ
音声認識を使ったリアルタイム文字起こしは,声を聞き取りづらい人の日常生活を支援する重要なツールとなりつつある。より良いコミュニケーションを図るためには,表情や身振り手振りなどのボディーランゲージを用い,誤認識を防ぎながら快適に利用できるシステムが必要だ。そこで,透明ディスプレイを利用したリアルタイム文字起こしのシステムを提案する。このシステムでは,自動音声認識の誤認識を話し手が確認するために,文字起こしの結果がディスプレイの両側に向けて表示される。また,透明度の高いディスプレイにより,ボディーランゲージと文字の両方を確認しながら会話を行うことができる。
このプロジェクトは,xDiversityの取り組みのひとつとして,筑波大学デジタルネイチャー研究室(Digital Nature Group)で行っている研究です。研究内容に関する問い合わせ等は,以下をご覧ください。
See-Through Captions に関するお問い合わせ
E-mail: prj_see-through-captions<-at->digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp
(<-at->を@に置き換えてください)
担当: 鈴木一平
Activities
- 【動画あり】「日本科学未来館 × 葛飾ろう学校 ろう者と考える ろう者がもっと楽しめる展示体験」
- 文字と絵で伝えあう展示ツアー |日本科学未来館
- ろう・難聴者向け展示ツアー|日本科学未来館
- みんなでさわってみよう! ろう・難聴者向けのいろんなツール|日本科学未来館
- 透明パネルで言葉と顔の両方が見えると伝わりやすい?〜ろう・難聴者向けの展示ツアー|日本科学未来館
- 透明パネルで言葉と顔の両方が見えると伝わりやすい?〜聞こえる人と聞こえない人のコミュニケーション|日本科学未来館
著者: 山本健太,鈴木一平,設楽明寿,百田涼佑,飯嶋稜,落合陽一
機材提供(透明ディスプレイ):株式会社ジャパンディスプレイ
https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2021/02/see-through-captions/